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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻2号

1992年02月発行

綜説

泌尿器疾患における免疫染色の意義

著者: 藍沢茂雄1 古里征国1 菊地泰1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学病理学教室

ページ範囲:P.97 - P.107

文献概要

 免疫組織化学的染色法(免疫染色)は,可視的なラベル・標識を用いて特異的な抗原—抗体反応により,組織あるいは細胞構成要素,細胞間隙物質などを同定する方法である.外科病理学の分野では,この免疫染色は日常の診断あるいは研究の一手段として使われている.とくに腫瘍学では,腫瘍か過形成か,良性か悪牲か,悪性ならどの程度悪性か,予後はという基本的な疑問に対して,免疫染色が判定の重要な手段となりつつある.腫瘍随伴抗原,細胞増殖能,細胞骨格,レクチン,血液関連抗原,組織適合抗原,癌遺伝子産物,ホルモンなど抗原の種類にしたがって概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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