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日本泌尿器科臨床史・11
日本における尿石成因論の近世史—その1
著者: 友吉唯夫1
所属機関: 1滋賀医科大学
ページ範囲:P.166 - P.167
文献購入ページに移動日本の医書で,私が調べた範囲ではあるが,尿石の成因について記述している最も古いのは岡本一抱の「方意弁義医方大成論諺解」(1685)である.岡本一抱(生歿年不詳)(図1)は近松門左衛門の弟で,多くのことわざを入れた平易な医書をいくつか出しているが,医学が通俗に堕落する傾向を近松にいましめられたということである.
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