文献詳細
綜説
文献概要
MRSAはコンプロマイズドホストに好んで感染をおこし,院内感染の主な原因菌となっている.MRSAは検体から分離されたからといって,それが直ちに感染症の原因菌となっているわけではない.病原生が特に高いという証拠もない.MRSAの院内感染対策は病院の規模や入院患者の疾病の構成によって異なっているが,MRSAの分離頻度のチェック,手洗いの励行,MRSA感染者やMRSAのハイリスク患者の隔離,ガウンテクニック等が基本的な対策である.
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