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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻3号

1992年03月発行

文献概要

症例

交叉性精嚢転位

著者: 渡辺健二1 井門愼介2 小川秋實2

所属機関: 1厚生連篠ノ井総合病院泌尿器科 2信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.235 - P.237

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 42歳,男性.下腹部痛で来科.静脈性尿路造影で左腎は造影されず,膀胱内に尿管瘤様の陰影欠損を認めた.精嚢造影では左精管および精嚢が交叉性に右側に転位しており,精嚢から径6mmの瘻管を通して拡張した尿管が描出された.左腎尿管摘除術を施行.瘤状に拡張した尿管は膀胱後壁を構成しており,同部の膀胱筋層は欠損していた.痕跡腎は精巣上体類似の組織構造を有していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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