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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻4号

1992年04月発行

特集 前立腺肥大症の薬物療法

Ⅰ.ホルモン系薬物

C.その副作用を中心に

著者: 穂坂正彦1

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.288 - P.293

文献概要

はじめに
 前立腺肥大症のホルモン系薬剤として現在本邦で使用されている薬剤は,酢酸クロルマジノン(Chlormadinone acetate,プロスタール®,帝国臓器),アリルエストレノール(Allylestrenol,パーセリン®,三共),カプロン酸ゲストノロン(Gestonorone caproate,デポスタット®,日本シェーリング),オキセンドロン(Oxendolone,プロステチン®,武田薬品)である.これらの薬剤はすべて腺腫の縮小を目的に開発されたものである.
 近年,前立腺肥大症の治療法の適応に際して,患者のquality of life(QOL)の考慮の重要性が提唱され,特にTURをはじめとする手術療法の適応が再考されている.事実,経過観察ないしは薬物による保存的治療の対象は多くなりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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