文献詳細
特集 前立腺肥大症の薬物療法
Ⅰ.ホルモン系薬物
文献概要
はじめに
前立腺肥大症のホルモン系薬剤として現在本邦で使用されている薬剤は,酢酸クロルマジノン(Chlormadinone acetate,プロスタール®,帝国臓器),アリルエストレノール(Allylestrenol,パーセリン®,三共),カプロン酸ゲストノロン(Gestonorone caproate,デポスタット®,日本シェーリング),オキセンドロン(Oxendolone,プロステチン®,武田薬品)である.これらの薬剤はすべて腺腫の縮小を目的に開発されたものである.
近年,前立腺肥大症の治療法の適応に際して,患者のquality of life(QOL)の考慮の重要性が提唱され,特にTURをはじめとする手術療法の適応が再考されている.事実,経過観察ないしは薬物による保存的治療の対象は多くなりつつある.
前立腺肥大症のホルモン系薬剤として現在本邦で使用されている薬剤は,酢酸クロルマジノン(Chlormadinone acetate,プロスタール®,帝国臓器),アリルエストレノール(Allylestrenol,パーセリン®,三共),カプロン酸ゲストノロン(Gestonorone caproate,デポスタット®,日本シェーリング),オキセンドロン(Oxendolone,プロステチン®,武田薬品)である.これらの薬剤はすべて腺腫の縮小を目的に開発されたものである.
近年,前立腺肥大症の治療法の適応に際して,患者のquality of life(QOL)の考慮の重要性が提唱され,特にTURをはじめとする手術療法の適応が再考されている.事実,経過観察ないしは薬物による保存的治療の対象は多くなりつつある.
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