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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻4号

1992年04月発行

文献概要

症例

先天性第Ⅴ因子欠乏症に合併した尿管腫瘍

著者: 矢島愛治1 鳥居毅1 内藤善文1 丸山邦夫1 香宗我部滋2

所属機関: 1東京都立広尾病院泌尿器科 2東京都立広尾病院内科

ページ範囲:P.341 - P.343

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 68歳,男性.無症候性血尿を主訴に来院.経皮的腎孟造影,CTにて右尿管腫瘍を疑い,右腎尿管全摘除術を予定.しかし,術前に,先天性第Ⅴ因子欠乏症(パラ血友病)と診断され,新鮮凍結血漿大量輸血により第Ⅴ因子を補い,プロトロンビン時間,活性化部分トロンボプラスチン時間を補正させた後に右腎尿管全摘除術を施行した.術後も新鮮凍結血漿を輸血し,経過は良好であった.病理組織学的診断は,右尿管腫瘍(移行上皮癌,grade Ⅲ)であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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