icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻5号

1992年05月発行

手術手技 腹腔鏡手術・5

腹腔鏡下リンパ節切除

著者: 田島惇1 植木哲雄 森山信男 北村唯一

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院泌尿器科

ページ範囲:P.377 - P.383

文献概要

 前立腺癌のステージを判定するための腹腔鏡下手術による閉鎖リンパ節切除1,2)は,その急速な普及と共に有用性が広く認められつつある3)。前立腺癌においては,そのステージにより基本的に治療法が大きくことなるにももかかわらず,骨盤内リンパ節の転移の有無の術前の正確な評価について,従来開放性リンパ節生検の他,有力な手段が存在しなかったからである.このことが適応と限界について議論の多い他の泌尿器科領域の腹腔鏡下手術との大きな相違点である.筆者らは1991年7月から,前立腺癌ステージ診断のための腹腔鏡下閉鎖節リンパ節切除を十数例に行ってきた.今回その経験に基づき,筆者らの手技を以下に具体的に説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら