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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

綜説

薬物性の腎障害

著者: 遠藤仁1

所属機関: 1東京大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.457 - P.467

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 腎は体内に投与された薬物が体外に排出される際の主要な経路に位置するが故に,薬物の障害を受けやすい.免疫抑制薬,抗腫瘍薬,抗生物質,麻酔薬,解熱鎮痛ならびに抗炎症薬など,多種類の腎障害性薬物作用を概説する.その作用機序は十分に解明されていないとは言え,近年多方面からの研究が進展している.P−450や各種飽合反応による代謝活性化,細胞内遊離カルシウムやATPの変動,フリーラジカル産生,リソゾーム機能および細胞内情報伝達等を介した腎障害機序の解明へのアプローチを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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