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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻6号

1992年06月発行

症例

体外衝撃波砕石術によると思われた肝破裂

著者: 松下和弘1 藤沢明彦1 吉永英俊1 桑原守正1 藤崎伸太1 安芸雅史2

所属機関: 1藤崎病院泌尿器科 2徳島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.517 - P.520

文献概要

 60歳,男性.右腎結石に対して,シーメンス社Lithostarを用い体外衝撃波砕石術を行った.施行後20時間目より上腹部痛が出現,超音波検査,CTにて肝左葉の損傷と腹腔内出血を認めた.理論上,肝左葉への衝撃波の影響は考え難いが,今回の症例は肝破裂を起こすような基礎疾患が術前に認められなかったことより,体外衝撃波砕石術が肝破裂の原因として考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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