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画像診断
同一腎に結核と腎細胞癌が合併した1例
著者: 山口聡1 沼田篤1 橋本博1 八竹直1
所属機関: 1旭川医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.525 - P.528
文献購入ページに移動主訴 右腎部石灰化および腫瘤精査.
既往歴 高血圧にて内服治療中であった.明らかな結核の既往はなかった.
家族歴 特記すべきことはなかった.
現病歴 1987年近医で右腎の石灰化を指摘されたが,無症状のため放置していた.1991年定期検診での超音波検査で右腎腫瘍を疑われ当科を紹介された.最近,右側腹部の鈍痛を自覚することがあった.
現症 特に異常所見を認めなかった.
検査所見 血液一般,血液生化学,尿所見に異常なく,尿結核菌培養陰性,尿細胞診classI,血沈は1時間値4mmであった.肺には,古い胸膜炎以外の所見を認めなかった.画像診断より右腎結核と腎腫瘍の合併を疑った.
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