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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻7号

1992年07月発行

症例

選択的腎動脈線溶療法を行った腎梗塞

著者: 杉山誠一1 多田晃司1 小出卓也1 竹内敏視1 酒井俊助1

所属機関: 1県立岐阜病院泌尿器科

ページ範囲:P.580 - P.582

文献概要

 39歳,男性.左側腹部痛を主訴に来院,背部叩打痛の持続,LDHの異常高値と造影CTより腎梗塞と診断した.発症72時間後,血栓を認めた腎動脈背側枝内ヘウロキナーゼを選択的に注入する線溶療法を試みたところ,自覚症状,LDH値の改善を認めた.2ヵ月後の造影CTにおいて梗塞領域の造影効果がみられ,選択的腎動脈線溶療法は腎梗塞に対し有用な治療法と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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