icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻8号

1992年08月発行

手術手技 新しい手術・2

マインツ・パウチ

著者: 森義則1 生駒文彦1

所属機関: 1兵庫医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.647 - P.653

文献概要

 従来は回腸導管が尿路変向術の主流であったが,近年,術後のquality of lifeについての関心がたかまってきたこともあり,コック・パウチ,マインツ・パウチあるいはインディアナ・パウチのようなcontinent reservoir法がさかんに行われるようになってきた.しかし,コック・パウチやマインツ・パウチの原法ではmetal stapleやMarlex collarのような尿路にとっての異物が使われる問題があり,長期の経過観察で高い結石合併率が報告されている1).われわれは,漿膜筋層剥離重積法によるニップル・バルブの形成や,臍ストーマにより,このような尿路にとって異物となるものを使わないマインツ・パウチ変法を行ってきたが2,3),最近はコンチネンス機構として虫垂ストーマ4)も試みているので,本稿では最近われわれが行っているマインツ・パウチの手術手技を図解する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら