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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

症例

外傷性陰茎転位

著者: 天谷健二1 長谷川潤1 木村剛1 渡辺潤1 吉田和弘1 秋元成太1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.701 - P.703

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 本邦第1例目の外傷性陰茎転位を経験したので報告した.29歳,男性.オートバイの交通外傷にて来院.本来陰茎のある部位に陰茎を認めず,同部に陥凹をみるのみだった.手術を施行,用手的に陰茎を整復することに成功した.陰茎は包皮のほぼ全周にわたる挫創のみを認め,挫滅された包皮を切除後縫合した.尿道損傷および陰茎白膜損傷を認めなかった.左右の精巣は,それぞれ恥骨後面,右外鼠径輪に転位しており,両側精巣固定術を同時に行った.手術後経過良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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