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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

症例

尿道造影後遅発性ヨードショックの1例

著者: 相川健1 胡口正秀1 平井庸夫1 山口脩2 白岩康夫2

所属機関: 1社会保険福島二本松病院泌尿器科 2福島県立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.707 - P.709

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 62歳,男性.前立腺被膜下摘除術施行後3週目にウログラフィン®にて尿道造影施行.検査後1時間40分経過した時ショック状態となった.術前イオパミロン®によるDIP,ウログラフィン®による尿道造影で副作用は全くなく,アレルギーの既往もなかったが,後日ウログラフィン®の皮下テストでアレルギーが存在していたと考えられた.ショックは術後の前立腺被膜より造影剤が吸収され発症したと思われ,前立腺術後の尿道造影はヨードアレルギーに対する注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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