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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

小さな工夫

より安全で確実な経直腸的前立腺生検

著者: 西本憲治1 安川明廣1

所属機関: 1尾道総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.710 - P.710

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 最近は経直腸的前立腺生検に際してはバイオプチーガンを使用する機会も多くなってきている.バイオプチーガンは従来使用されてきた生検針に比較して針の太さが細く安全性に優れているだけでなく,生検時間がきわめて短いため迅速におこなえ被験者の疼痛が少ないという長所がある.しかし,生検針が細く柔らかく,かつ本体も大きく重いため,検者の指先を充てたまま目的とする採取部位を捜すことは困難と感ずることも多かった.
 これに対し,われわれは購入時生検針に付属しているプラスチックカバーを適当な長さに切断し,これをニードルガイドとして使用している.すなわち,図に示すように約12cmに切断したプラスチックカバーを,生検する目的部位に当てる.次いで,バイオプチーガンの生検針をこの中にゆっくり挿入し前立腺被膜を穿刺したのち目的部位の生検を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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