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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻9号

1992年09月発行

症例

癌胎児性抗原産生副腎癌

著者: 橋本英昭1 三枝道尚1 荒巻謙二1 城仙泰一郎1 松浦博夫2

所属機関: 1広島市民病院泌尿器科 2広島市民病院病理

ページ範囲:P.761 - P.763

文献概要

 58歳,男性.主訴は心窩部痛と食欲不振.諸検査の結果,左副腎腫瘍と診断した.ホルモン学的には非活性であったが,癌胎児性抗原の異常高値を認めたため,転移性副腎腫瘍も考え精査するも原発巣は発見できなかった.左副腎摘出術を施行,病理組織学的診断は副腎皮質癌であった.術後,癌胎児性抗原が低下したこと,腫瘍組織が抗癌胎児性抗体で強く染色されたことより癌胎児性抗原産生腫瘍と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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