文献詳細
画像診断
文献概要
患者 19歳,男性.
主訴 血精液.
既往歴・家族歴 特記事項なし.
現病歴 1991年6月12日血精液を認めた.射精痛,血尿,排尿異常は認めず.1991年6月27日当科を受診.
現症 直腸診にて前立腺左葉に表面平滑な無痛性の緊満感のある拇指等大の腫瘤を触知.検査所見および経過 血液一般,血液生化学,尿検査に異常は認めなかった.来院時の精液検査では血精液を認めず.精子数も正常であった.経直腸的超音波検査およびMRIにて前立腺のほぼ中央に球形の嚢胞像を認めた(図1,2).超音波監視下に経直腸的に嚢胞を直接穿刺し,8mlの古い血液を混じた精液が吸引された.嚢胞造影では,拡張した左精嚢と左精嚢遠位端が拡張したと思われる嚢胞が造影された(図3).吸引液の細胞診,細菌培養は陰性であった.吸引後,前立腺部の腫瘤は触知しなくなり,臨床症状も消失した.
主訴 血精液.
既往歴・家族歴 特記事項なし.
現病歴 1991年6月12日血精液を認めた.射精痛,血尿,排尿異常は認めず.1991年6月27日当科を受診.
現症 直腸診にて前立腺左葉に表面平滑な無痛性の緊満感のある拇指等大の腫瘤を触知.検査所見および経過 血液一般,血液生化学,尿検査に異常は認めなかった.来院時の精液検査では血精液を認めず.精子数も正常であった.経直腸的超音波検査およびMRIにて前立腺のほぼ中央に球形の嚢胞像を認めた(図1,2).超音波監視下に経直腸的に嚢胞を直接穿刺し,8mlの古い血液を混じた精液が吸引された.嚢胞造影では,拡張した左精嚢と左精嚢遠位端が拡張したと思われる嚢胞が造影された(図3).吸引液の細胞診,細菌培養は陰性であった.吸引後,前立腺部の腫瘤は触知しなくなり,臨床症状も消失した.
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