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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻1号

1993年01月発行

文献概要

症例

MRIで診断し得た後腹膜線維症

著者: 横山光彦1 那須良次1 那須保友2

所属機関: 1十全総合病院泌尿器科 2岡山大学泌尿器科学数室

ページ範囲:P.49 - P.52

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 75歳,男性。主訴は左側腹部痛。腹部エコーにて左水腎症を認めた。CT上,総腸骨動静脈周囲に腫瘤性病変が存在した。腫瘤はMRI T1強調像にて低信号,T2強調像にて低信号と一部中等度信号強度を示した。MRI上,線維成分に富む腫瘤であり,諸検査にも異常を認めず特発性後腹膜線維症と診断し,プレドニゾロン投与を開始した。投与開始後腫瘤の縮小と腎機能の改善がみられた。本疾患におけるMRIの意義について考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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