icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻1号

1993年01月発行

症例

小児精巣ライディッヒ細胞腫の1例

著者: 細谷吉克1 本田幹彦1 曽振強1 高崎悦司1

所属機関: 1獨協医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.65 - P.68

文献概要

 6歳,男児。5歳頃より軽度の陰茎肥大,陰毛の発現,変声等の思春期早発症状を認め当院小児科受診。内分泌学的検査にて血中テストステロン,尿中17—ケトステロイドの異常高値。右精巣の腫大を認めたため,右精巣腫瘍疑い当科受診。諸検査の結果,ホルモン産生精巣腫瘍の診断にて右高位除睾術施行。術後,血中テストステロン,尿中17—ケトステロイド等は低下し正常範囲を示した。また,夢精,顔面の座瘡は消失したが,陰茎肥大,陰毛等の外性器所見および左精巣には変化を認めず,術後再発・転移も認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら