文献詳細
症例
文献概要
6歳,男児。5歳頃より軽度の陰茎肥大,陰毛の発現,変声等の思春期早発症状を認め当院小児科受診。内分泌学的検査にて血中テストステロン,尿中17—ケトステロイドの異常高値。右精巣の腫大を認めたため,右精巣腫瘍疑い当科受診。諸検査の結果,ホルモン産生精巣腫瘍の診断にて右高位除睾術施行。術後,血中テストステロン,尿中17—ケトステロイド等は低下し正常範囲を示した。また,夢精,顔面の座瘡は消失したが,陰茎肥大,陰毛等の外性器所見および左精巣には変化を認めず,術後再発・転移も認めていない。
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