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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻10号

1993年09月発行

文献概要

手術手技 泌尿器科医に役立つ他科領域の手術・9

開胸手技

著者: 藤澤武彦1 山口豊1 藤野道夫1 斎藤博明1

所属機関: 1千葉大学医学部肺癌研究施設外科

ページ範囲:P.726 - P.731

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 腎上方は脂肪織および横隔膜を介して胸腔と接しており,そこに発生する腫瘍は横隔膜,胸腔への進展の可能性が考えられ,開胸開腹により腫瘍の進展を確認して手術を行うことは根治度の向上に寄与するものと考える。アプローチは第8・9肋軟骨移行部を切断,第8肋間筋開胸およびこれに連続する腹部正中切開が適しているものと考えられる。
 また腎腫瘍の肺転移の部分切除に対するNd:YAGレーザーの応用は切離面での腫瘍細胞の遺残を低下させるとともに切離面からの空気瘻を防止し.機能温存に有用であると考える。開胸は第6肋骨切断・第5肋間開胸が標準的である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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