文献詳細
症例
文献概要
69歳,男性。肉眼的血尿を主訴に受診。膀胱前壁に広基性非乳頭腫瘍を認め,膀胱全摘除術を施行。病理組織所見にて神経分泌顆粒を有するpT3bの小細胞癌と判断した。術後,骨盤腔内に54Gyのコバルト照射を施行。血清neuron-specific enolase(NSE)は,術前46ng/mlと高値を示したが術後6.5ng/mlと正常化した。術後5か月半,全身リンパ節転移にて死亡。血清NSEは140ng/mlであった。血清NSEが,再発の指標となった。
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