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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻10号

1993年09月発行

文献概要

症例

膀胱原発性小細胞癌の1例

著者: 木村彰光1 冨田京一1 奥井伸雄1 上兼堅治1 河村毅1

所属機関: 1同愛記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.768 - P.771

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 69歳,男性。肉眼的血尿を主訴に受診。膀胱前壁に広基性非乳頭腫瘍を認め,膀胱全摘除術を施行。病理組織所見にて神経分泌顆粒を有するpT3bの小細胞癌と判断した。術後,骨盤腔内に54Gyのコバルト照射を施行。血清neuron-specific enolase(NSE)は,術前46ng/mlと高値を示したが術後6.5ng/mlと正常化した。術後5か月半,全身リンパ節転移にて死亡。血清NSEは140ng/mlであった。血清NSEが,再発の指標となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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