icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻10号

1993年09月発行

症例

膀胱ヘルニアの1例

著者: 當山裕一1 金城勤1 比嘉司1 嘉川宗秀1 大山朝弘1

所属機関: 1中頭病院泌尿器科

ページ範囲:P.773 - P.775

文献概要

 52歳,男性。6年前に右鼠径ヘルニア根治術を受けている。血尿を主訴に当科を受診,同時に二段排尿も認めるため,膀胱鏡および膀胱造影を施行したところ右鼠径部膀胱ヘルニアと診断され,手術的に膀胱を骨盤腔内に還納した。術後の膀胱造影では再発はみられなかった。
 本症の本邦報告例は37例と少ないが稀なものではないと考えられるため,中高年齢者の鼠径部腫瘤の診察の際には本症も十分考慮すべきであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら