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原著
文献概要
156例の経尿道的前立腺切除術前の尿道計測の結果133例(85.3%)は26Frのカテーテルが挿入可能であった。26Frの挿入ができなかった23例の狭窄部位は外尿道口16例,振子部6例,球部1例であった。後部尿道に抵抗があったのは18例であった。これらの症例をふくめた296例の追跡調査によれば術後尿道狭窄は,臨床レベル以下であったものをふくめて,術前狭窄のみられた部位に発生する率が高かった。ブジーによる拡張とOtis切開刀による切開の優劣を示すことはできなかったが,狭窄例は経尿道的前立腺切除術に先だって鋭的な切開を行うのが望ましいように思われた。
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