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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻12号

1993年11月発行

文献概要

症例

精巣水瘤の術後仮性再発を来した2例

著者: 福岡洋1 石橋克夫1 芝龍寛1 土屋ふとし1 坂西晴三2

所属機関: 1横浜南共済病院泌尿器科 2小田原市医師会

ページ範囲:P.972 - P.974

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 精巣水瘤など陰嚢内水瘤病変に対する術後の再発は非常に稀で,また仮性再発であり,最近2例の再発を経験したので報告する。症例1は21歳。右精索水瘤の診断で手術を行い精巣水瘤は認めなかったがWinkelmann手術を追加した。術後9日目水瘤の再発がみられ穿刺,エタノール注入を行うも効果なく,陰嚢ドレナージで治癒した。症例2は1歳。左精巣水瘤に対してWinkelmann手術後9日目に再発し,穿刺の効果なくエタノール注入で治癒した。仮性再発の予防には精巣の肉様膜内への固定が有効と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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