文献詳細
手術手技 泌尿器科医に役立つ他科領域の手術・12
文献概要
縫合閉鎖することが不可能な皮膚欠損が生じ,隣接する組織を利用する局所皮弁が何らかの理由で用いられない場合,遊離全層皮膚移植術の適応となる。皮膚移植が成功するためには,移植床と移植皮膚の間ですみやかに血行新生が起こらねばならず,そのためには移植床の整備,植皮片の圧迫固定,感染予防が重要なポイントとなる。移植床は血行の良い組織でなければならず,壊死組織は徐去し,感染のない平坦な移植床を作製する。
骨皮質露出面に植皮することはできない。血腫形成を防ぐため止血を確実に行い,タイオーバー固定により移植片と移植床を密着させる。
骨皮質露出面に植皮することはできない。血腫形成を防ぐため止血を確実に行い,タイオーバー固定により移植片と移植床を密着させる。
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