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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻13号

1993年12月発行

症例

多発性後腹膜神経節腫の1例

著者: 宮城徹三郎1 中嶋孝夫1 島村正喜1 嶋崎正晃2 車谷宏3

所属機関: 1石川県立中央病院泌尿器科 2石川県立中央病院内科 3石川県立中央病院病理

ページ範囲:P.1023 - P.1026

文献概要

 39歳の女性で,強い右側腹部痛を主訴に受診。CTにて右腎上方および右腎静脈後方に腫瘤が認められ,前者は右中副腎動脈からの血行支配がみられた。血圧は正常で,内分泌検査を含め臨床検査値には異常はみられなかった。手術では,右腎上方の腫瘤のほかに3個認められた。組織学的には,成熟神経節細胞と束状増生を示す紡錘型細胞からなり,被膜を有せず,周囲脂肪組織やリンパ節を巻き込み,浸潤性に増殖していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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