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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻13号

1993年12月発行

症例

フェニトイン服用により発生した膀胱偽リンパ腫の1例

著者: 石渡進1 堀江重郎1 押正也1 本間之夫1 東原英二1 阿曽佳郎2

所属機関: 1東京大学泌尿器科 2倉本記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.1030 - P.1033

文献概要

 69歳女性。てんかんに対し30年来フェニトイン(ヒダントールF®)300mg/日を内服。顕微鏡的血尿を主訴に来院した。膀胱内に多発性隆起病変を認め,生検を施行したところ,偽リンパ腫と診断された。フェニトインの減量により腫瘍は消失した。フェニトイン服用により発生する偽リンパ腫については,全身性や限局性の病変がこれまで報告されているが,膀胱内病変はきわめてまれであると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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