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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻13号

1993年12月発行

症例

先天性陰茎捻転症に対する修復術

著者: 山口孝則1 長野正史1 糸井達典1 長田幸夫1

所属機関: 1宮崎医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.1039 - P.1042

文献概要

 陰茎の形態異常,尿線の方向異常を主訴に来院した3歳と1歳の先天性陰茎捻転症に対して修復術を施行した。両症例とも明らかな索はなかったが,亀頭冠状部尿道下裂を有し,陰茎は左方にそれぞれ90度,120度捻転していた。手術は冠状溝に沿って環状切開を入れ,皮膚と皮下組織を陰茎根部までBuck筋膜から剥離して捻転を修復したのち,外尿道口を形成した。自験例のような症例においては,本術式がきわめて有用と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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