icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻13号

1993年12月発行

画像診断

経過観察中に増大した腎の嚢胞性疾患

著者: 矢崎恒忠1 篠原敏1 佐藤聡1 梅田隆1

所属機関: 1帝京大学泌尿器科

ページ範囲:P.1049 - P.1051

文献概要

 [患者]51歳,男性。
 現病歴 健康診断にて血尿を指摘された。また翌月に肉眼的血尿が出現したため1987年11月14日来院した。
 既往歴 15年前に血尿を指摘された。現在高血圧で治療中(塩酸マニジピン10mg/日)。
 血液検査 異常なし。
 尿検査 赤血球20〜30/HPF,白血球0〜1/HPF,細菌(−),蛋白(−),糖(−)。尿細胞診陰性。理学的検査(含血圧測定)・内視鏡検査 異常所見なし。
 画像検査 尿路造影(DIP)にて異常所見なし。腹部エコーでは左腎に一部強エコー像を伴った約20mmの嚢胞がみられた(図1)。腎CTでは石灰化を伴った径約15・mmの壁不整な嚢胞が認められた(図2,3)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら