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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

症例

放線菌による尿膜管膿瘍の1例

著者: 友部光朗1 佐々木明1 笠谷俊也1 石川悟1 伴慎一1 高橋敦2

所属機関: 1日立総合病院泌尿器科 2日立総合病院病理

ページ範囲:P.241 - P.244

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 62歳,女性。下腹部腫瘤を主訴に受診した。下腹部に手拳大,弾性硬の腫瘤を触れ,US,CT,MRIにて臍部から膀胱頂部へ続く腫瘤があり,尿膜管腫瘍が疑われた。臍・尿膜管・膀胱頂部を含むen bloc resectionを施行し,病理組織所見は放線菌による尿膜管膿瘍であった。尿膜管放線菌症は稀な疾患ではあるが,膿瘍の周囲に著明な線維化を伴うため悪性腫瘍との鑑別が困難で,特に尿膜管癌との鑑別に際して注意を要する疾患と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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