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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻4号

1993年03月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋 疾患別薬剤投与プロトコール 腫瘍

進行期膀胱癌

著者: 鳶巣賢一1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.84 - P.85

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進行膀胱癌の定義について
 膀胱癌症例において,薬物療法が必須と考えられるのは,診断時に隣接臓器浸潤(T4),リンパ節転移(特にN2,3)や遠隔転移(M1)が認められる場合である。これらの症例では,根治手術よりは化学療法が優先されると考えられる。また,T3bやN1の場合も,根治的膀胱全摘除術のみの術後の遠隔転移再発の頻度が高いことから考えて,術前,あるいは術後の薬物療法の追加が有効と考えられる。ここでは進行膀胱癌として,これらの全てを,つまりT3,T4あるいはN1-3,M1の症例を対象に考えることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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