icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻4号

1993年03月発行

増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋

疾患別薬剤投与プロトコール 腫瘍

陰茎癌

著者: 工藤潔1

所属機関: 1杏林大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.91 - P.94

文献概要

はじめに
 陰茎癌は,米国では男性の全悪性腫瘍の1%以下とされ1),自験例においても1976年から1991年までの16年間に7例をみたに過ぎないごとく,発生頻度が低いため確立された治療法が示されていないのが現状であろう。
 悪性腫瘍の治療原則は根治性にあることは当然ながら、化学療法を主とする保存療法により,可及的,陰茎の形態と機能を保存しつつ根治性を失うことなくquality of life(QOL)を保持できれば理想的である。そこで自験例の治療成績を検討し,文献考察を加えて,本症の薬物療法の現況について概略を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら