icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻4号

1993年03月発行

増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋

疾患別薬剤投与プロトコール 感染症

抗菌抗生剤の副作用

著者: 岸洋一1 舩津久美2

所属機関: 1都立豊島病院泌尿器科 2都立豊島病院薬剤科

ページ範囲:P.136 - P.137

文献概要

抗生剤の副作用
 1.ペニシリン系,セフェム系
 薬剤過敏症としてのアレルギー反応はほとんどすべての抗生剤で報告されているが,ペニシリン系に最も多く,次いでセフェム系である。即時型と遅延型に大別され,前者は投与数分から数時間に現れ,鼻炎,蕁麻疹から重篤なアナフィラキシーショックに至るまでの症状を呈する。遅延型は発疹,蕁麻疹,紅斑,皮膚炎,関節痛,リンパ節腫脹等多彩である。重篤なアナフィラキシーショックの多くはペニシリン注射剤によるもので,ペニシリン経口剤やセフェム系では頻度は極めて低い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら