文献詳細
増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
疾患別薬剤投与プロトコール 感染症
文献概要
抗生剤の副作用
1.ペニシリン系,セフェム系
薬剤過敏症としてのアレルギー反応はほとんどすべての抗生剤で報告されているが,ペニシリン系に最も多く,次いでセフェム系である。即時型と遅延型に大別され,前者は投与数分から数時間に現れ,鼻炎,蕁麻疹から重篤なアナフィラキシーショックに至るまでの症状を呈する。遅延型は発疹,蕁麻疹,紅斑,皮膚炎,関節痛,リンパ節腫脹等多彩である。重篤なアナフィラキシーショックの多くはペニシリン注射剤によるもので,ペニシリン経口剤やセフェム系では頻度は極めて低い。
1.ペニシリン系,セフェム系
薬剤過敏症としてのアレルギー反応はほとんどすべての抗生剤で報告されているが,ペニシリン系に最も多く,次いでセフェム系である。即時型と遅延型に大別され,前者は投与数分から数時間に現れ,鼻炎,蕁麻疹から重篤なアナフィラキシーショックに至るまでの症状を呈する。遅延型は発疹,蕁麻疹,紅斑,皮膚炎,関節痛,リンパ節腫脹等多彩である。重篤なアナフィラキシーショックの多くはペニシリン注射剤によるもので,ペニシリン経口剤やセフェム系では頻度は極めて低い。
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