icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻4号

1993年03月発行

増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋

疾患別薬剤投与プロトコール 前立腺肥大症

和漢薬療法

著者: 布施秀樹1 片山喬1

所属機関: 1富山医科薬科大学泌尿器科

ページ範囲:P.172 - P.173

文献概要

和漢薬療法の現況
 前立腺肥大症は50〜60歳代で50%,70歳代で75%,80歳代では95%と年齢とともにその頻度が増加する1)。したがって高齢化社会を迎える我が国においては,本症は増加傾向にある。さらに最近では,前立腺肥大症に関する情報に接する機会が多くなり,一般の人に本症に関する知識が普及してきており,外来を訪れる患者も直ちに外科的手術の対象となるものよりも,まずは薬物投与を試みる患者が増してきている。これらの症例に対しては,一般に抗アンドロゲン剤,植物エキス製剤,アミノ酸製剤,α-ブロッカーなどが投与されるが,近年これら西洋医学的手法による薬物療法のみならず,和漢薬が試みられて良好な成績が報告されている2,3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら