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講座 臨床医のための免疫学・10
文献概要
1981年,第1例目のAIDSの報告がされてから,11年が経過した。この間,原因ウイルスが発見・同定され,数種の治療薬開発により患者余命がわずかに延長されたものの,今なお有効な治療および発症予防の方法はみつかっていない。近年になり,アジア周辺諸国でのAIDS患者の増加,通常の検査上検出不能なsilent AIDS,AZT耐性HIVの出現などさまざまな問題が生じてきている。本小論文では,AIDSの病型.病期分類,病態生理を含め,これら諸問題点について述べる。
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