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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻5号

1993年04月発行

文献概要

原著

体外衝撃波砕石術導入後の経皮的腎砕石術実施例の検討

著者: 間宮良美1 平田亨1 秋谷司1 古堅進亮1 石橋啓一郎1 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.307 - P.311

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 上部尿路結石に対する経皮的腎砕石術(PNL)の,現在の臨床的役割を考察するために,体外衝撃波砕石術(ESWL)導入後のPNL施行例を検討した。対象は32例36腎で,PNLを選択した理由は,サンゴ状結石,高度の水腎症,X線陰性結石などであった。治療施行3か月後の完全排石率は,サンゴ状結石例以外は良好で,全体では60.0%であった。PNLによる重篤な合併症はなかった。
 PNLは単にサンゴ状結石に対する併用療法としての価値だけでなく,多くの優れた利点を有しており,特に問題結石に対してはESWL導入後も有用な治療法であることを再確認した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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