icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻5号

1993年04月発行

症例

副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)を産生した腎細胞癌

著者: 頼母木洋1 中野間隆1 増田毅1 山本泰秀1 上野宗久2

所属機関: 1川崎市立川崎病院泌尿器科 2浦和市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.313 - P.315

文献概要

 58歳,男性。左側腹部腫瘤を認め入院。CTスキャンおよび血管造影で左腎癌と診断。血中カルシウム,副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)の上昇を認め,副甲状腺ホルモン関連蛋白産生腎細胞癌stage IVの診断のもと左根治的腎摘出術を施行した。術後,血中カルシウムと副甲状腺ホルモン関連蛋白は正常化するものの腫瘍の再発により再上昇し,術後6か月目に死亡した。副甲状腺ホルモン関連蛋白の測定により副甲状腺ホルモン関連蛋白産生腫瘍と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら