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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻5号

1993年04月発行

症例

腸大量切除後に発生した腎結石

著者: 趙秀一1 桑江秀樹1 細川尚三1 井原英有1 有馬正明1 生駒文彦1

所属機関: 1兵庫医科大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.319 - P.321

文献概要

 上腸間膜動脈茎捻転により大量腸切除を受けた,19歳男性。中心静脈栄養法のみの栄養補給の結果として18か月後に尿酸水素アンモニウム結石が形成された。特徴的な臨床所見として,大量腸切除による吸収障害と高度な下痢による脱水および栄養失調があった。
 尿中のナトリウム,カリウム,マグネシウム,リン,およびシュウ酸排泄量は低値であり,それらが尿酸水素アンモニウム結石のリスクファクターであると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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