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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻5号

1993年04月発行

交見室

『術者の心がまえ』を読んで,他

著者: 小松秀樹1

所属機関: 1山梨医科大学

ページ範囲:P.357 - P.358

文献概要

 森岡先生のessay(本誌47巻1号)を興味深く読ませていただきました。古典的学問を重視する大学の医師に対抗して,床屋外科医が自らの地位向上のための努力したくだりでは,床屋外科医の率直な自負心が感じられました。
 わが泌尿器科学も外科学の一分野であり,手術は泌尿器科医の活動の大きな部分を占めます。また,手術は森岡先生の書かれているように,基本的に『職人的技術』が必要です。誰が術者になっても,差がないような術式が理想ですが,『職人的技術』ゆえ術者による差がでます。ことに最近は,continentreservior,化学療法後のsalvage operation,腹腔鏡手術と複雑な手術が多く,術者による差はかえって大きくなっているように思われます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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