icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻6号

1993年05月発行

文献概要

原著

二重尿管カテーテルを用いた尿管結石に対する体外衝撃波砕石術

著者: 石田規雄1 江口謙一1 佐藤和夫1 山本隆次1 田原達雄1 菅野有造2

所属機関: 1明理会大和病院泌尿器科 2明理会大和病院臨床工学科

ページ範囲:P.393 - P.396

文献購入ページに移動
 筆者らは,体外衝撃波砕石術(ESWL)時に破砕を促進させるため,鞘としての外カテーテルと内側を自由に動き,常に先端部を結石に密着させ,注水による水圧効果を最大限に生かした内カテーテルの二重カテーテルを考案し,使用した。
 対象は,1991年3月〜1992年8月までに行われたESWL治療症例のうち,術前X線検査および現病歴により,破砕しにくいと判断した尿管結石男性41列,女性17例の58症例である。その結果,1回のESWL単独療法による破砕有効例が58例中54例(93%)と高い有効率であった。以上の成績から,二重尿管カテーテルを併用することはESWL単独療法に際し,尿管結石に対する有効な治療法であると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら