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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻6号

1993年05月発行

症例

体外衝撃波砕石術が有効であった急性腎不全の1例

著者: 沼秀親1 吉田健1 影山幸雄1 米島秀夫1 星野嘉伸2

所属機関: 1春日部秀和病院泌尿器科 2都立府中病院泌尿器科

ページ範囲:P.404 - P.406

文献概要

 47歳,女性が急性腎不全で入院した。右腎の高度水腎症および左上部尿管に12×8mm大の結石の嵌頓を認め,ただちに体外衝撃波砕石術を施行した。術中より利尿が得られ腎不全の解除が達成され,また術後3日目に破砕片の完全排石を認めた。体外衝撃波砕石術は非侵襲性で副作用も少なく,腎後性の急性腎不全を示した上部尿管結石例では,第一に試みるべき治療法であることが示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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