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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻6号

1993年05月発行

症例

後腹膜黄色肉芽腫の1例

著者: 仲川嘉紀1 吉井将人1 吉田宏二郎1 谷善啓2

所属機関: 1大和高田市立病院 2厚生連松阪中央病院

ページ範囲:P.410 - P.413

文献概要

 60歳,女性。右側腹部痛を主訴に来院した。右尿管結石とともに,超音波断層検査にて左腎下方に腫瘍を認め,CT,動脈造影の検査結果より,左後腹膜腫瘍と診断した。全身麻酔下に腰部斜切開にて腫瘍摘除術を施行し,全切除しえた。摘除腫瘍は4×3×3cm,割面は,淡黄色,充実性であり,組織学的に黄色肉芽腫と診断した。現在,術後1年を経過して再発を認めないが,今後も経過観察の必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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