icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻6号

1993年05月発行

症例

抜去不能となったダブルマレコー型尿道ステント

著者: 有澤千鶴1 藤井靖久1 東四雄1 大和田文雄1

所属機関: 1大宮赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.422 - P.424

文献概要

 80歳,男性。前立腺肥大症による尿閉にて当科受診。7年来の心不全の既往のためダブルマレコー型尿道ステントを留置。排尿状態は良好で残尿も認めなかった。ステント留置を継続する予定にて,6か月後,交換のため遠位端の糸を牽引するも断裂。経尿道的にも抜去不能。膀胱高位切開にてようやく抜去したステントの近位部マレコーは尿酸結石の付着により閉塞しており,これが抜去不能の原因であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら