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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻7号

1993年06月発行

文献概要

症例

マイトマイシンC膀胱内注入後に生じた萎縮膀胱

著者: 藤本恭士1 永田幹男1 貫井文彦1 宮川三樹夫1 岡本重禮1 植草利公2

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科 2聖路加国際病院病理科

ページ範囲:P.500 - P.502

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 65歳,男性。表在性膀胱腫瘍切除後,腫瘍の残存が疑われ,マイトマイシンC20mgの膀胱内注入療法を計20回施行した結果,萎縮膀胱による,水腎,水尿管をきたしたため,膀胱全摘術および回腸導管造設術を施行した。摘出された膀胱の壁は著明に肥厚し,粘膜には出血性の潰瘍を認めた。顕微鏡的には,癌組織の残存は認められず,筋層に強い線維化が起こっていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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