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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻8号

1993年07月発行

文献概要

綜説

痴呆と排尿障害

著者: 宇高不可思1 若月晶23

所属機関: 1住友病院神経内科 2住友病院泌尿器科 3現公立学校共済近畿中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.537 - P.544

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 痴呆患者では排尿障害,ことに尿失禁が高頻度に合併し,介護上大きな負担となるが,泌尿器科的検査や適切な治療が行われることは少ない。本稿では痴呆の概念と診断基準,重症度分類の概略を述べ,脳血管性痴呆,アルツハイマー型痴呆,痴呆を伴うパーキンソン病,進行性核上性麻痺など,各種の痴呆性疾患について,その臨床的特徴と,排尿障害の合併頻度および病態について考察した。さらに,膀胱尿道機能による痴呆患者の排尿障害の分類の試みを紹介し,薬物その他による治療が予想以上に有用であることを述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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