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講座 臨床医のための免疫学・13
文献概要
生体が正常に維持されるためには,生体を構成している細胞,特に免疫系がうまく調整されていなければならない。アポトーシス(apoptosis)は,プログラム細胞死ともよばれ,積極的に制御されている細胞死であり,発生,分化を含めた生体の維持に重要な細胞死である。アポトーシスは,免疫寛容,グルココルチコイドによる胸腺萎縮,放射線によるリンパ球障害などでみられ,さらに最近,自己免疫疾患の発症,発癌への関与も提唱されている。
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