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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻8号

1993年07月発行

文献概要

症例

腎腫瘤を形成した悪性リンパ腫の1例

著者: 工藤真哉1 増森二良1 渡辺耕平1 稲積秀一1 前多松喜2 工藤達也3

所属機関: 1豊橋市民病院泌尿器科 2豊橋市民病院病理 3くどうクリニック

ページ範囲:P.566 - P.569

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 71歳,男性。発熱を主訴に当科受診。CTスキャンで右腎下極に充実性腫瘤を認め,右腎動脈造影でこの腫瘤は乏血管性であった。腎細胞癌または腎被膜腫瘍を疑い,根治的右腎摘除術を施行。病理組織学的に非ホジキンリンパ腫,びまん性中細胞型(LSG分類)と診断された。リンパ球表面マーカーの検索では,T細胞型であった。術後,化学療法(THP—COP)を5クール施行し,3年3か月経過した現在,再発や転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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