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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻8号

1993年07月発行

症例

両側膀胱尿管逆流を伴った小児外尿道口狭窄

著者: 田口功1 渡辺健二1 加藤晴朗1 保坂恭子1 小川秋實1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.576 - P.578

文献概要

 7歳,男児。再発性尿路感染症にて当科に紹介された。静脈性尿路造影は右腎杯の軽度拡張と棍棒状変化,排尿時膀胱造影で外尿道口狭窄および両側高度膀胱尿管逆流を示した。尿流動態検査は,排尿時膀胱内圧の高度上昇と平均尿流量率の低下を示した。両側逆流防止術と外尿道口切開術を施行した。術後,平均尿流量率は著明改善(14ml/秒)した。本症例は外尿道口の形態および病歴から先天性外尿道口狭窄が強く疑われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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