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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻9号

1993年08月発行

特集 インポテンス—最近の治療法

5.静脈性インポテンスに対する手術療法

著者: 高崎登1 平井景1

所属機関: 1大阪医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.647 - P.653

文献概要

はじめに
 勃起は陰茎海綿体への血液の流入量と流出量のバランスの変化によって起こる。すなわち,陰茎海綿体洞への血液流入により海綿体洞の拡張が起こり,この拡張によって海綿体より流出している静脈が圧迫され,陰茎流出路の抵抗が高まって勃起が起こる。静脈性インポテンスとは,主として陰茎海綿体の機能に障害があり,陰茎血流の流出路の抵抗が高まらないために勃起が起こらないものをいう。静脈性インポテンスの治療としては,理想的には陰茎海綿体機能を改善することであろうが,現在のところその方法はない。したがって,その治療は対症療法として人工的に陰茎からの血液流出路に抵抗を高める手法がとられている。そこで,静脈性インポテンスに対する手術療法およびその問題点について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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