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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻9号

1993年08月発行

特集 インポテンス—最近の治療法

7.泌尿器科医にできる心理療法

著者: 長田尚夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.663 - P.666

文献概要

 インポテンスには,勃起機能は正常であるが心理的要因などによって性交できない機能的インポテンスと,勃起に関与する陰茎組織,血管,神経などの障害により,十分な勃起が得られず性交できない器質的インポテンスとに大別される。したがって,性交時に有効な勃起が得られない場合,勃起機能検査で両者が区別される。
 心理的要因によって本来もっている勃起機能が正常に働かないために起こる心因性インポテンスに対しては心理療法が最も重要であり,まず選択される。しかし,器質的インポテンスにおいても,加齢のような混合性インポテンスにおいても,心理的要因が発症や経過に関与して症状を修飾したり増悪させるので,心理療法が介入する必要があることも銘記すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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